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【EC行政】規制改革会議、医薬品のEC規制問題を最優先議題に

政府の規制改革会議は2月25日に会合を開き、一般用医薬品ネット販売規制の問題を最優先議題のひとつに決めた。この問題ではすでに厚生労働省が、省令で第1、2類医薬品のネット販売を一律に禁止するのは違法とする最高裁判決が出たことを受け、医薬品ネット販売のルール作りに向けた検討会を設置しており、規制改革会議としても、早急な対応が必要と判断したようだ。

規制改革会議では、一般用医薬品ネット販売について全面自由化を前提にすべきとの見方が優勢だったようで、委員からは、厚労省が提出した説明資料に対し規制内容に関する国際比較の追加資料を求める声もあったという。医薬品ネット販売を含む最優先議題については、6月をメドに規制改革の方向で結論が出される見通しだ。

医薬品ネット販売については、厚労省が「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」を設置しているが、初会合では、医薬品ネット販売推進派のネット販売関連委員と慎重派の薬業関連委員の間で意見が対立。

また、自民党の議員連盟が医薬品ネット販売に慎重な日本薬剤師会や日本チェーンドラッグストア協会などに対して行ったヒアリングで、出席した議員からネット販売の安全性を疑問視する声や第2類までにとどめるべきなどの意見が出されるなど、医薬品ネット販売の全面自由化に歯止めを掛けようとする動きもあり、一部の関係からは、者厚労省が設置し医薬品ネット販売のルール作りに関する検討会でも、第1類医薬品の取り扱いが焦点になるとの見方が浮上している。

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