「アップルウォッチ」対応、通販関連サイトで続々と

LINEではスタンプや絵文字で返信ができる

Apple社が4月24日発売した「AppleWatch(アップルウォッチ)」。腕時計型のウェアラブル端末として注目が集まっているが、ネット販売関連企業では早速この「アップルウォッチ」に対応する動きが出てきている。

「LINE」のメッセージを閲覧

LINEではiPhone版の「LINE」アプリを連携させることで使用でき、「LINE」に届いた新着メッセージの閲覧、スタンプや絵文字を使用しての返信が可能で、ユーザーは例えば移動中やスポーツの最中でもスマホートフォンを取り出すことなく、「LINE」でつながる相手とコミュニケーションを行えるのが魅力のようだ。

同アプリでは「LINE」と「アップルウォッチ」がともにサポートしている日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・韓国語といった9言語に対応している。また、動画や位置情報は通知のみが表示される。スタンプは38種類、絵文字は144種類を搭載し、追加ダウンロードはできないようで、テキストや画像の送信には対応していない。

ヤフーとアマゾンも専用アプリ

「ヤフオク!」では“手首から”入札
アマゾンも専用アプリの配信を開始

ヤフーでも4月24日に「アップルウォッチ」上で同社のネット競売サービスでの入札商品の状況などの確認ができ、再入札などが簡単にできる「ヤフオク!」を配信した。同アプリでは、直感的な画面で“手首から”入札ができるとしており、文字盤を上にスワイプすると瞬時に入札中の情報の確認が可能。高値更新の通知も“手首で”キャッチできるという。ヤフーはこのほかにも各種ニュースの閲覧や、防災情報などの重要情報をプッシュ通知で知らせる「Yahoo! ニュース」、あるいは「Yahoo! 乗換案内」、「Yahoo! 地図」という3つのアプリの配信も始めている。

アマゾンジャパンも4月24日に専用アプリ「iPhone版Amazonアプリ(AppleWatch対応)」を配信した。アマゾンジャパンのほか、米・英・独・仏・中国・カナダの7カ国のアマゾンで配信。同アプリは「アップルウォッチ」からアマゾンの商品検索やワンクリック注文、自身の“欲しい商品”のリストを作成できる機能「欲しい物リスト」への商品の追加などが可能となっており、外出先でも使えるようにデザインされているようだ。

消費者とオーナー双方が利用できる

無料で通販サイトが作れるサービス「BASE」を運営するBASEも「アップルウォッチ」用の専用アプリを開発した。同アプリはBASEのiPhone向けアプリのバージョン2.5.0以降に組み込まれている。

消費者のお気に入りのショップが新商品を公開した際、「アップルウォッチ」にプッシュ通知が届くため、数量限定品など競争率の高い人気商品をいち早く購入することができる。また、あらかじめオンライン決済サービス「PAY.JP」にログインし、クレジットカードを登録しておけば、画面を数回タップするだけで決済まで完結する。

BASEでは消費者とオーナー双方にとって利用しやすくしている

「BASE」スタッフがおすすめのアイテムを掲載するコーナーも設けている。通販サイトを運営するショップオーナー側には「アップルウォッチ」にすぐに購入通知が届き、顧客への発送メールも「発送完了にする」というボタンをタップするだけで送信が完了する。また、商品の在庫補充もできるようになっている。

こうした企業のほかにもニュースアプリ配信のグノシーやレシピ検索のクックパッド、ツイッターなど複数の企業や団体が「アップルウォッチ」の対応を行っているようだ。

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