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LINEの運用型広告 4600超のアプリと連携、「LINE」以外へ配信可能に

LINEは8月1日、運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform(LAP)」から、連携する企業のアプリ内に広告を配信するサービスを始めた。従来からの「LINE」や関連サービス向けの広告配信だけでなく、4600以上のアプリに配信することが可能になる。

LAPは2016年から「LINE」のタイムラインやニュースのほかに「LINE BLOG」「LINEマンガ」などで広告配信を行っている。17年12月にはスマートフォン向けの動画広告プラットフォームの運用を行うファイブを完全子会社化している。

8月から新たに開始した広告配信サービス「LAP for Publishers(LAPフォーパブリッシャーズ)」では、ファイブが持つパートナーメディアらと連携。4600を超える外部のアプリに広告を配信する。

「LINE」や関連サービスでの広告配信で得られるターゲティングデータを活用して、最適な配信につなげる。広告クリエイティブはLINE側の審査を経て配信することで、アプリ内でのユーザー体験を損なわないようにする。静止画や動画を含む柔軟な広告フォーマットの選択が可能なため、デザインや視認性を保った広告配信ができるという。

連携する外部のアプリメディアはZOZOの「WEAR」やエブリーの「DELISH KITCHEN」、クックパッドの「cookpad」などおよそ4600にのぼり、新たに「AbemaTV」と「TikTok」もパートナーに加わった。

外部アプリのMAU(月間アクティブユーザー)は4600万人以上となり、広告主は従来の配信に比べてより幅広いリーチが見込まれる。「LINE」内のターゲティングデータと外部アプリでの閲覧履歴データがフィードバックされ、個別のユーザーに合った広告配信が可能になるようだ。

LAPフォーパブリッシャーズでは広告費をLINEとアプリ配信企業とで分け合う。LINEではアプリ配信企業向けの支援プラグラムを秋以降に開始する予定で、LINE公式アカウントを活用したマーケティング支援や、アプリのダウンロード増加、リテンション向上などをサポートしていくもよう。

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