仮想モールの「Ｑｏｏ１０」を運営するイーベイジャパンは２月１６日、同モールの会員数が１７５０万人を突破したことを明らかにした。また、下半期（２０２０年７月～１２月）のトピックスとしては、ビューティー・コスメカテゴリーの販売件数が全体の４割超となり、上半期（１～６月）に引き続いてトップとなった。
下半期については上半期と同様に新型コロナウイルスの感染拡大防止で外出規制の動きがあり、国内ＥＣ需要が増加。会員数は、１２月末時点で上半期末時点（６月）より約９％増加し、年間では１９年と比較して２５％増となった。女性支持率については依然として高く、７５％を維持。世代は１０～３０代が６５％以上となっている。
また、出店数も増加しており、上半期を１９％以上上回る約１万５０００店となった。下半期の出品数は「ホーム・生活」が１位で３１％のシェアを占めた。次いで、「レディースファッション」、３位が「デジタル・家電」の順となった。
販売件数では「ユーティーコスメ」が４３％でトップ。２位に「レディースカジュアル」、３位は「ホーム・生活」となった。
下半期の主な取り組みとしては、公式アプリのＵＸ改善を実施。検索スピードや精度が向上したほか、割引クーポンの表示方法も変更。決済時に保有しているクーポンが一目で分かることで選択しやすくなっている。韓国ビューティ・ファッションのカテゴリーも新設した。
また、商品購入時に利用できる決済機能として後払いができる「Ｐａｉｄｙ（ペイディ）」を９月から導入した。
コロナ関連では、上半期に引き続き、新規出店者を対象にした販売手数料０％キャンペーンを展開。開始時の５月から約７カ月間で前年同期比３００％を超える新規出店の申し込みを受けている。なお、同企画についてはコロナの影響が引き続きあることから、今年６月末までの延長も決定している。