アマゾンジャパン、北海道で生鮮品のEC開始――アークスと連携、札幌市と北広島

 アマゾンジャパンは12月7日から、有料会員向けに北海道札幌市および北広島市で生鮮品などを受注から最短2時間で配送するサービスを開始した。北海道や東北などでスーパーマーケットチェーンを展開するアークスと組んで同社の店舗で商品をピッキングし、顧客宅に配送する。

 開始時点での対象エリアは北海道内の北広島市と札幌市内の厚別区、北区、清田区、白石区、中央区、豊平区、西区、東区、南区の9区(一部地域のぞく)。取扱商品はアークスのスーパーで取り扱う商品のうち、野菜や果物、精肉、鮮魚などの生鮮品のほか、総菜、日用品など約9000点。

アマゾン内に「アークスネットスーパー」を開設、生鮮品を含む約9000点の商品を販売

 アマゾンの有料会員「プライム会員」がアマゾンのサイトまたはアプリ上のアークス専用ページ「アークスネットスーパー」のストアで受注を受けた情報をもとにアークスの店舗でスタッフが当該商品をピッキングして梱包後、アマゾンの配送員が店舗で商品をピックアップ、顧客が指定した時間帯に商品を配送する。

 なお、顧客は正午12時から午後2時、午後4時から6時、6時から8時という3つの時間帯から配送時間を選択、当日または翌日の2時間単位で指定できる。最短では注文から最短2時間で配送する。なお、1時間単位での配送時間指定にも対応。その場合は400円の追加料金を徴収する。

 配送料金は1回の注文額が3000円未満では660円。3000円以上6000円未満では440円、6000円以上1万円未満では220円。1万円以上は徴収しない。なお、最低注文額の設定はないという。

 利用促進のため、12月8日から同22日まで総菜やワインなど50種類の商品を対象に最大5割引で販売するセールを行う。アマゾンではこれまで直販のほか、ライフコーポレーションやバローHDらと組んで関東や関西、中部で生鮮品のECは行ってきたが北海道での展開は初めてとなる。

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