体験型ストアを展開するb8ta Japan(ベータ・ジャパン)は9月末に渋谷店を閉鎖すると発表した。すでに他の店舗も閉鎖しており、同社が運営する国内の体験型店舗は姿を消すことになる。
同社は2020年夏に米国ベータ社と丸井グループなどとの合弁で設立。米国で展開していた〝売らない店舗〟を新宿マルイと有楽町の一等地に同時オープンして日本市場に参入。店舗内の区画をさまざまなブランドに定額で貸すことでD2Cブランドなどの店舗出店を手軽にするとともに、店頭では販売せずに出店ブランドのECに送客するスタイルで話題となった。
米国ではコロナ禍で体験型店舗をすべて閉鎖したが、日本では店舗展開を続けて常設店は最大5店舗を設けていたほか、25年までに最大10店舗体制の構築を目指していた。
昨年までに新宿マルイなどから撤退したほか、今年3月に有楽町と阪急うめだ本店の店舗を閉鎖。今回の渋谷店の閉店で国内の店舗はすべてなくなるため、今後は事業を清算するか、〝売らない店舗〟の事業スキームを売却するかの選択を急ぐと見られる。